概 要
解析対象は下図のようなクローポール形モータです。
下の二つの図に見るように、ロータ部位とステータ部位に分かれ、各々が図のような構造をしています。
予め着磁解析により求まった永久磁石の磁化を取り込み、無負荷状態でロータを回転させ、トルク解析を行います。
回転を伴う解析ですが、PHOTON独自開発の新スライドインターフェースを使用し、ギャップ(ロータとステータ間の隙間)の空気メッシュの再生成なしに解析可能です。
使用ソフトウェア:PHOTO-MAG
解析結果の例
下図は、磁束密度分布のアニメーションです。
ステータの磁気回路の変化をみることができます。
また、下の図は、各回転角におけるコギングトルクの結果です。
“Nodal”は節点力法によるトルク、”Maxwell”はマクスウェルの応力法によるトルクです。
参考文献
最新有限要素法による電気・電子機器のCAE
伊藤昭吉、河瀬順洋共著(森北出版株式会社)