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外場コイルを使用した鉄板の3次元非線形静磁場解析

概 要

図1-1のように鉄板で構成された構造物にコイルを配置します。
コイルに直流電流を流したときに、鉄板内部に流れる平均の磁束密度を解析しました。
本例題の解析内容はTeam Problem13※を参考にしています。
公開されているTeam Ploblem13の測定値と弊社ソフトを使用した解析結果を比較しました。

図1-1.概要図
図1-1.概要図

使用したソフトウェア:PHOTO-MAG

※https://www.compumag.org/wp/

解析条件

解析モデルは、対称性を利用して、1/2モデルとしました。
図2-1にメッシュ分割図を示します。

図2-1.メッシュ図 全体
図2-1.メッシュ図 全体
図2-2.メッシュ図 解析対象
図2-2.メッシュ図 解析対象

1/2モデルにすることで、出現したモデル断面に反対称境界条件を設定しました。

図2-3.境界条件
図2-3.境界条件

コイルは外場コイルを使用し、電流値は1000[AT]です。

図2-4.外場コイル
図2-4.外場コイル

静磁場解析のため、磁気特性のみ入力しました。

表2-1.物性値”
表2-1.物性値

鉄板のBHカーブを図2-5に示します。

図2-5.鉄板のBHカーブ
図2-5.鉄板のBHカーブ

本事例では、各鉄板の長手方向に沿って平均の磁束密度を計算しました。

図2-6.磁束の計算方向
図2-6.磁束の計算方向”

解析結果

磁束密度の分布図を示します。

図3-1.磁束密度[T]
図3-1.磁束密度[T]

図3-2.磁束密度[T]
図3-2.磁束密度[T]

図2-6のグラフラインにおけるグラフを示します。
平均の磁束密度は、板の断面に流れる磁束を断面積で割った値です。

図2-9.グラフライン1
図3-3.平均の磁束密度のグラフ