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薄膜ヘッドの解析 (SRCモデル)

解析の概要

薄膜ヘッドに電流を流した場合の磁場(磁界)解析の例を示します。解析モデルを図1〜3に示します。節点数は65,670で、要素数は61,089です。

                 図1 メッシュ分割図(モデルのみ)

                 図2 メッシュ分割図(モデル+コイル

                 図3 メッシュ分割図(ヘッド付近)

      使用ソフトウェア:PHOTO-EDDY

解析条件

磁性体の電気伝導率    5×106 [S/m]

磁性体の磁場特性は図4に示された磁束密度と磁場の関係(B-H曲線)を用いました。コイルに流れる電流は電圧で与え、電圧の値は時間変化するよう設定しました。電流密度の最大値は 1.04×109 [A/m2]です。

     図4 B-H曲線(横軸が磁束密度B、縦軸は磁場H)

解析結果

解析の結果、次の電場分布及び発熱分布が得られました。

図5 磁束密度分布
(7.5×10-10秒後)

図6 磁束密度ベクトル

図7 磁束密度分布(ヘッド付近)

図8 磁束密度ベクトル(ヘッド付近)
拡大図(800*600)

図9 渦電流密度分布
(7.5×10-10秒後)