概 要
本事例では、架空送電線が発生する電場強度を解析しています。解析対象は、鉄塔間の区間を想定し、電線、地面、および周囲空間としています。概要図を図1-1に示します。
■解析モデルの構成
・ 電線の上方には、2 本の架空地線(OHG、0 V)を配置しています。
・ 下方には地面があり、これも 0 V としています。
・ 図1-1に示す A、B、C の各電線は、それぞれ 120°ずつ位相が異なっています。
・ A と A‘ は 同位相です。また、B–B’、C–C’ も同様です。
・ 各相は 4 本の電線で構成されています。
・ 2次元電場解析としました。
■電圧条件
・ 各導体の電圧は 500 kV/√3としました。
■使用した解析ソフトウェア
・周波数応答電場解析ソフトウェア : PHOTO-VOLTjω
参考文献[1]
S. Tupsie, A. Isaramongkolrak, P. Pao-la-or,
“Analysis of Electromagnetic Field Effects Using FEM for Transmission Lines Transposition”,
International Journal of Electrical, Electronic and Communication Sciences, Vol:3, No:5, 2009
解析条件
有限要素法を使用して解析を行いますので、電線以外にも空気領域のメッシュも必要になります。
図2-1および図2-2にメッシュ分割図を示します。
図2-3に、各導体の電位条件を示します。
解析結果
周波数応答電場解析によって、解析しているため、解析結果は、複素数(実部、虚部)で表示されます。
図3-1~図3-3に電位分布の解析結果を示します。
図3-4~図3-6に、電場分布の解析結果を示します。
