有限要素法による動磁場の周波数応答解析ソフト(磁界シミュレータ)
専用プリ・ポスト一体型
▼ IH定着器の3次元渦電流解析の例 詳細はこちら
モジュール構成
● EDDYjω : 2次元・軸対称及び3次元用モジュール
機能
- ● 概要
- ・有限要素法の磁場解析ソフトウェア(磁界シミュレータ)で、周波数応答解析をおこないます。
- ・3次元、2次元及び軸対称問題を扱うことが出来ます。
- ● 材料特性
- ・透磁率の線形、非線形、異方性が考慮できます。
- ・電気伝導率の線形、非線形を考慮した解析ができます。
- ・透磁率と電気伝導率の温度依存性が考慮できます。
- ● 入力
- ・複数の位相の異なる電流の入力が出来ます。
- ・電流の自動入力機能及び電圧入力機能があります。(3次元)
- ● 出力
- ・解析結果として、磁束密度、渦電流分布などがそれぞれ実部及び虚部の成分として得られます。
- ・ローレンツ力が出力されます。
- ・磁性体や電流に働く電磁力をマックスウェルの応力、ローレンツ力及び節点力法によって計算します。
- ・出力される解析結果の種類を制御することができます。
- ・コンター図、ベクトル図の可視化ができます。
- ・数値データの出力ができます。
- ● 解析
- ・変動磁場内の導体に生ずる渦電流を考慮した解析ができます。
- ・スライドインタフェースにより、互いに運動する物体を取り扱うことが出来ます。
- ・PHOTO-EDDYによる非線形磁場解析の結果得られるファイルの透磁率を使い、磁化特性の非線形を考慮した解析が出来ます。
- ・一次側電流の表皮効果の影響を考慮できます。
- ・外場機能により、磁石やコイルの移動が簡単にできます。
- ・表皮層作成機能により、表皮メッシュが簡単に作成できます。
特徴
- ■ PHOTOシリーズ専用プリ・ポストと一体型となっているため、データ作成から解析、そして結果処理が一連の操作として行えます。
- ■ 他のPHOTOシリーズモジュールと一体化しているので、たとえば、電磁場解析によって求まった発熱から、温度分布を求めるような連成解析が簡単に出来ます。
- ■ エッジエレメント法及び ICCG 法の併用により画期的な高速化が達成されています(従来の有限要素法の数十倍)。
- ■ 正弦波入力でなおかつ線形近似が成り立つ場合、時間ステップをおって計算しなくても一回の計算で結果が得られます。
- ■ 有限要素法を使っているので解が安定し、初心者でも安心して使えます。
- ■ 熱伝導解析、応力解析、及び流体解析との連成計算が容易です。
サポート
ご購入後1年間は無償保証期間です。
この期間中には質問対応及び最新のソフトウェアが入手でき、安心してご使用いただけるよう、経験豊富な弊社スタッフがサポート致します。
次年度以降は任意で保守契約を結んで頂くことより、これらの保守サービスをご継続頂けます。
適用分野
渦電流の関与する現象のシミュレーションが必要となる分野。リニアモータ、磁気ヘッド、非破壊検査(渦流探傷)、誘導加熱、自由電子レーザ、誘導機、RFID関連など。